2018年 05月 12日
二偏波レーダと2DVDで観測した冬季降水の微物理的特徴-中央オクラホマ |
https://journals.ametsoc.org/doi/full/10.1175/2011JAMC2343.1
2006/07の降雪量の定量観測
モデルに取り込むには雪の密度変化を考慮することが重要。
式(1)後方散乱の大きさからZを求める(二偏波)
式(2)後方放散の求め方。L:形状係数、ε:相対誘電率。
⇒ベースラインの考え方
図5:雪粒子の等価粒径と密度←粒径が大きくなると密度は小さくなる
Brands_et_al2007によるベースライン
偏波変数の計算方法を 3章 で。
変数の計算 計算結果の比較4章。
3.b密度補正
オクラホマの雪の落下速度はコロラドより大きいので、オクラホマの雪の密度はコロラドより大きいと推測される。
雪に含まれる液体の水が密度を決めるが、レーダやディスドロメータでは直接観測できない。
そこで、落下速度から推定する(7a)。
ρs=α×ρb
α=(vm/vbs)^2×ρaO/ρaC(7b)
ρaOとρaCはオクラホマとコロラドの大気の密度←密度が大きめ。
【7b式は基底の落下速度と密度の関係式があって、観測値の落下速度で密度を補正する式となっている】
落下速度はBrandes他2007(https://journals.ametsoc.org/doi/full/10.1175/JAM2489.1)から求める。
by koshida_tomoki
| 2018-05-12 01:17
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