2018年 01月 05日
地上へ外挿したアルプス上空のレーダ雨量分布 |
https://doi.org/10.1175/1520-0450(2002)041<0542:MPTERP>2.0.CO;2
山岳部におけるレーダ雨量観測は、地形による遮蔽、グランドクラッタを避けるため高仰角を用いること等により精度が低くなっている。本研究では、数時間、70kmの現象を積分することでメソベータスケールの特徴を捉え、地上と比較することでレーダ雨量と地上雨量の誤差を係数2(それでも2?!) とすることができた。補正には4つの概念を導入している。鉛直最大エコー強度、エコー最小値、降雨平均の分布、メソベータ特性で補正した雨量、である。今回得られたアルゴリズムはスイス気象局で導入される予定である。今後2,3年の検証が求められる。(レーダの仕様は不明。おそらくCの多仰角運用と思われる、9/26’5)
by koshida_tomoki
| 2018-01-05 12:56
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