2017年 09月 05日
大雨滴探査計画 |
さまざまな気候帯で観測された、2億4千万【!】以上の雨滴粒子を含む9637時間の2DVDデータを取りまとめ、衛星観測から降水量を推定する際に必要となる雨滴粒径分布(DSD)の仮定【各気候区分において仮定されるDSDの特徴】を調べた。本研究では、粒径分布の端に現れる大粒子に注目した。大粒子は、反射強度因子を用いた降水量の推定アルゴリズムに大きな影響を与える。
10.1175/JAMC-D-14-0089.1
最大粒子の直径は、質量平均粒子の1.8倍の寄与を持つ【大粒子は質量平均粒径よりも中央流粒径に1.8倍の影響を与える】。
1分粒径分布スペクトルのわずか0.4%のみが5㎜を超える大粒子を含む。
大粒子がふんだんにあるのは熱帯域で、とくにプエルト・リコに多かった。また、大粒子は亜熱帯域の春に多く見られた。
直径8㎜を超える巨大粒子は、熱帯、亜熱帯、高緯度の大陸で見られた。巨大粒子の最大値は、北オクラホマで雹を降らせるような雷雨の通過時に観測されれ、直径9.7㎜であった。これらの結果から大粒子、とくに8㎜を超えるような雨滴粒子は雹を含むような雲から降ってくるようである。
10.1175/JAMC-D-14-0089.1
最大粒子の直径は、質量平均粒子の1.8倍の寄与を持つ【大粒子は質量平均粒径よりも中央流粒径に1.8倍の影響を与える】。
1分粒径分布スペクトルのわずか0.4%のみが5㎜を超える大粒子を含む。
大粒子がふんだんにあるのは熱帯域で、とくにプエルト・リコに多かった。また、大粒子は亜熱帯域の春に多く見られた。
直径8㎜を超える巨大粒子は、熱帯、亜熱帯、高緯度の大陸で見られた。巨大粒子の最大値は、北オクラホマで雹を降らせるような雷雨の通過時に観測されれ、直径9.7㎜であった。これらの結果から大粒子、とくに8㎜を超えるような雨滴粒子は雹を含むような雲から降ってくるようである。
by koshida_tomoki
| 2017-09-05 12:30
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